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代表者メッセージ

代表者のプロフィールとメッセージ、中期的な経営戦略の紹介です。


代表者プロフィール

代表取締役
赤神 直樹(アカガミ ナオキ)
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学歴
中央大学文学部文学科仏文学専攻卒業
産能大学大学院経営情報学研究科卒業


職歴
2013 年 株式会社はーとびーと設立 代表取締役
2007 年 株式会社アルテサロンホールディングス 執行役員
2005 年 特定医療法人好文会 専務理事
1999 年 山田ビジネスコンサルティング株式会社 シニアコンサルタント、マネジャー


資格
中小企業診断士、経営学修士 (MBA)、内部監査士(QIA)、公認内部監査人(CIA)、公認不正検査士(CFE)、認定コンプライアンス・オフィサー(CCO)、キャリアカウンセラー(CDA)、認定キャリアコンサルタント、(財)日本生産性本部認定経営コンサルタント、販売士1級、ホームヘルパー2級等々...



代表者メッセージ

私達の暮らす日本は、今や、世界でも有数の長寿社会・超高齢化社会となりました。総人口が減少する中で高齢者人口は増加を続け、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、国民の「3 人に1 人」が高齢者となります。このことは、私達にさまざまな課題を投げかけるとともに、新たな挑戦の機会とも言えます。

このような背景の下、理美容業が理美容業とのみ競争していればよい時代は終焉を迎えようとしています。理美容業は、安定期を過ぎ、今や過渡期を迎えており、値下げによる価格競争を中心に、その競争は熾烈を極めています。

また、そこに働く理美容師の労働環境も改善してきたとはいえ、他の業種・業界に比べると、いまだに見劣りしているのも事実です。このため、近年は理美容師そのものを辞めて他の仕事へ転身してしまう人も多いようです。最近のデータによれば、理美容師免許の保有者数は約180 万人(公益法人・理容師美容師試験研修センター)おりますが、そのうち、実際に理美容師として仕事をしている就業者数は約70 万人(厚生労働省)となっています(就業率39%)。

そんな中、高齢化社会にともない、訪問理美容サービスの分野が注目されています。以前の訪問理美容はカット主体で、床に新聞紙を敷いて行う簡易サービスに過ぎませんでした。しかし、近年は顧客ニーズの高度化等により、単なる施術の提供だけでなく、「生理的側面」や「心理的側面」にまで働きかけるセラピーの領域へと進化して来ており、高齢者向け福祉施設でも、訪問理美容は、利用者のQOL 向上だけでなく、介護の負担軽減にもつながるため、導入に前向きな施設が増えています。

シニアマーケットは今後も拡大を続けます。すなわち、これからの理美容業には、積極的にシニア世代と関わり、共に成長発展することが求められていると言えます。

2013 年11 月

経営戦略

このような認識に基づき、2013 年11 月に新たに株式会社はーとびーとを設立し、「訪問理美容事業」を手掛けることにいたしました。

当社がターゲットとするのは、何らかの理由で外出等に不自由に感じている高齢者や障がい者等の方々です。「これまでのNPO 等の非営利型事業者が手掛けて来た訪問理美容サービスは福祉的な側面が強く、安価ではあるがサービスレベルが十分ではなく、先に述べたような高度化した利用者のニーズには、まだ答え切れていないのではないか」と、考えております。

また、既存の事業者の多くが施設を中心に訪問理美容サービスを提供しております。これは在宅の利用者を対象とした訪問理美容サービスは効率が悪く、生産性や収益性が低いことによります。一方、我が国の介護政策の方向は、財政的な問題もあり、「施設から在宅へ」と大きく舵を切っております。

そんな中、当社は、「新たなビジネスモデルと仕組みを創出すること(革新性)」により、施設向けサービスに留まることなく、在宅者向けの訪問理美容サービスも積極的に手掛けて参ります。なお、当初は、ターゲットとなる利用者が多く住む都市部を中心に展開します。

具体的には、東京都の城南エリアとそれに隣接する横浜市、川崎市がメインとなります。その後のサービスエリアの拡張は、経営環境の変化や本事業の進捗をにらみながら進めていき、当初の3 年間で事業基盤を確立いたします。

当社は、「儲かるか(収益性)」だけでなく、この事業が「社会に本当に役立つかどうか(社会性)」をいつも念頭に、高齢者のQOL 向上と、それに本気で関わりたいと考えている理美容師(現在働いていない有資格者)の雇用創出並びに活躍の場の提供に資する企業を目指して参ります。

当社の志を共有していただき、これまでご支援いただいた皆様の変わらぬご指導ご鞭撻を、今後とも賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2013 年11 月






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